しみじみと味わうZupa Grzybowa@ポーランド館 POLONEZ(1)

ショパンの憂いを帯びたメロディーと淡いベールのかかった色調のポーランドの美しい風景が溶け合う映像組曲が奏でられるポーランド館。ユネスコの世界遺産として認定されたヴィエリチカ岩塩鉱を再現した展示の神秘的な美しさとともに 訪れた人の心に「ポーランド」という名を印象付けます。

展示以上に印象深いのが こちらでいただけるお料理です。ポーランド館レストラン「POLONEZ」では クオリティーの高いポーランドの家庭料理をじっくり堪能できます。ポーランド料理は 基本的には酸味を生かしたスラブ系の料理ですが 周辺のドイツやイタリアなどの影響も随所に見られます。

d0035716_0334827.jpg●Zupa Grzybowa (キノコのスープ) ¥1200
Zupaとは スープのこと。キノコをふんだんに使ってじっくり煮込んだスープは キノコの旨味がたっぷりつまった滋味深い味わい。芳しい香りに滑らかな舌触り。穏やかながら 飲み進めるごとに じんわりじんわりと キノコの旨味が口一杯に広がります。まさにとろけるような味わい。際立つ美味しさ。万博会場内でいただけるスープの中では3本の指に入る美味しさ。


d0035716_0341365.jpg●Barszcz(ホワイトボルシチ) ¥900
白ビーツ、マッシュルーム、麦、キャベツなどを煮込んでデイルを散らした白いボルシチです。まろやかでクリーミーな味わい。サワークリームの酸味が独特なコクを与えています。



d0035716_22545132.jpg ●Bigos(キャベツとキノコのソーセージ煮込み) ¥1300
キャベツ(ザワークラフト)とソーセージとキノコなどをじっくり煮込んだポーランドの定番料理。肉の旨味、きのこの香りをたっぷり吸ったキャベツが なんとも言えない美味しさ。見てくれは地味ですが 食べ進める毎に味わい深く クセになる味。適度な塩気がワインを呼びます。(^^ゞ これにワインがあれば あとは何もいらない。好み。


d0035716_0353227.jpg●Placki Zimniaczane(じゃがいものパンケーキ) ¥1200
注文をしてからカリっと焼き上げたジャガイモのパンケーキには トマトベースのソースがかかっています。焼き加減が素晴らしく 表面の香ばしさがジャガイモの甘さを引き立て サクサクといただけます。トマトの酸味を生かしたソースとの相性も◎ ジャガイモのパンケーキは ドイツ・チェコでもいただきましたが ダントツの美味しさです。


d0035716_0354487.jpg●Pierogi(ピエロギ)
ポーランド風水餃子。もっちりした皮に繊維状になるまでよーく炒めたキノコとお肉がたっぷり入っています。ウクライナの Varenikiとも良く似ています。つるんと食べられてしまいますが お腹に以外とどっしりきます。



d0035716_22551534.jpg●Kotlet Schabowy (ポーランド風トンカツ)  ¥1500
豚が好んで食べられるポーランドで もっとも一般的な肉料理は豚のカツレツ。薄く叩いて広げた豚肉に塩胡椒して卵・細パン粉をつけてカラリと揚げたカツにマッシュポテトとザワ-クラフトが添えてあります。このカツが気持ち良いくらいにカリっとサクっとあがっているのです。衣のカリカリ感が ミラノで食べたミラノカツレツを思い出させます。とてもいい感じ。淡いピンク色の肉は 豚特有の臭みもなく 柔らかくて上品な味。美味。


d0035716_0345077.jpg●Kaczka Pieczona(ローストダック) ¥1900
ベリー系のソースを絡めた鴨肉の塊に、りんごのソテーとニョッキが添えてあります。鴨にりんごのソテーを添えるのが ポーランド庭料理の定番。鴨は焼き加減も良く サクッと焼き上げられた皮の下は柔らかくてジューシー。噛み締める毎に肉の脂の旨味が口一杯に広がります。ほんのりとバターの風味が効いた甘酸っぱいリンゴとも好相性。余ったソースは ニョッキに絡めていただきます。

一皿一皿の料理が丁寧に作られていて非常にクオリティーの高いものばかり。それぞれのお料理に派手さはありませんが 素材の持ち味を生かした確かな味が堪能できます。レストランのレベルが総じて安定しているコモン4においても際立つ存在。民族衣装を着たウェートレスのお嬢さんの笑顔も素敵です。会場内で私が2番目に好きなレストラン。美味しい出会いに乾杯!

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一点だけ残念な点が。テーブルの位置によってパビリオンの見学を終えた人の通り道になってしまうこと。料理の味が確かなだけに もう少し落ち着いて食事が出来れば申し分ないのですが・・。 
  ⇒ パビリオン外にテラス席 ができました(6/19現在)レストランスペースを仕切ってあるので
    こちらではゆっくりお食事が楽しめます。


この他のお料理の感想は
テラス席で夕涼み@ポーランド館 POLONEZ(2)
豚が主役のロールキャベツGlabki@ポーランド館 POLONEZ(3)をご覧下さい

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シアター全体を包み込むポーランドの美しい映像に陰影を与えているのがショパンのピアノ曲です。
   *バラード第4番   ヘ短調作品52
   *ワルツ 第7番 嬰ハ短調作品64の2
   *ワルツ 第9番 変イ長調作品69の1 別れのワルツ

美しい旋律とともに 草原の広がり、石畳の街並み、川沿いの風景が 鮮やかに蘇ります。
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by expo-tabenomi | 2005-06-11 00:03 | ヨーロッパ
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