スイス館レストランAlpen Rosa では スイスの郷土料理を楽しむことができます。
天井と壁は赤、テーブルセットは白。スイスの国旗をイメージしたスタイリッシュな店内は空調が良く効いた涼しくて快適なオープンキッチンのレストラン。ガラス張りの壁を通してパビリオンの山の風景を臨めるせいか 窓がないながらも 明るく開放的な雰囲気が漂っています。 メインのお料理は 4種類(¥2900から) スイスは イタリア・フランス・ドイツ・ロシュマンの4つの言語圏に分れていて 各言語圏を特徴づける郷土料理が 赤い四角いトレイにセットされています。 ●The Swiss German Brat Wurst and Rost (¥2900) ドイツ語圏からは 「ブラートヴルスト(ソーセージのグリル)」これに細切りポテトとオニオンのロスティ、ラディッシュのカルパッチョ チョコレートケーキ パンがセットになっています。豚肉そのものの旨みを凝縮した粗引きソーセージに カリッと香ばしく焼き上げたロスティーが良く合います。薄切のカブをマリネしたカルパッチョも見た目も綺麗でさっぱりとしていて美味しい。ワインによく合うので 家庭でも応用できそう。 ●The Swiss French Raclette (¥3000) フランス語圏からは おなじみ「ラクレット」のセット。溶かしたチーズを茹でたじゃが芋と一緒に食べるラクレットは ピクルス 生ハム フルーツ パン がセットになっています。総合的な満足度としては 上記のドイツセットの方に 軍配・・・かな。 ●山のチーズの盛合せ(¥1400) スイス館の中で 気風の良さが光るのがこちら。見て下さい。この盛りの良さ!Emmentaler(エメンタール) Greyerzer(グリュイエール) Brie(ブリー)の三種類のチーズに、2種類の丸パン、巨砲、リンゴの薄切りが添えてあります。チーズは ミルクの甘みを楽しむ穏やかで優しい味わいの食べやすいものを揃えています。エメンタールはパンと一緒に ブリーはフルーツとともに グリュイエールは最後にじっくり味わっていただきましょう。シャスラー種の白ワインとの相性も◎ ワインリストも充実していて 手頃な値段でそこそこのレベルのものがいただけます。 Fondant de Sion AOC Soleil du Valais 2003 (¥4200) シャスラー種のぶどうを使った白ワイン。シャスラー種はスイスを代表するValais地方の葡萄で 軽やかで花のような香りが特徴。甘口ですが 爽やかな果実味とキリっとした酸味のバランスが良くキーンと冷やしていただくと美味しい。飲み口がさっぱりとしているので これからの季節飲むのに良さそう。 確かに美味しいけど ちょっと高すぎやしないか・・・という評判のAlpen Rosa ではありますが 大して並ぶこともなく クーラーがよく効いている空間で 座りやすい椅子と高さも適当なテーブルで すぐ横に順番待ちの人に立たれてせかされることもなく 落ち着いてゆっくり楽しめるし 店員の対応もいい 食後のエスプレッソが旨い なんて考えると まぁ そういうことにも お金を払ったと割り切れるかどうか・・というか そういうことに価値を見出せるかどうかが評価の分かれ目になりそう。 (と言いつつ あと2割安ければなぁと思ってしまう。ワインの半分の値段だったらもっと嬉しい) ただ 料金をしっかり取るものと採算を度外視しているものがあるので その辺を上手に組み合わせれば楽しみが広がるかと。チーズとワインのマリアージュの素晴らしさとコスパの高さには★★★★ ++ スイス館でのもうひとつのお気に入りはのパン。表面が固いのだけど粉の味がしっかりしていて噛み締めるごとに味わい深いパンで なかなか美味しい。というか結構好み。私にしては 珍しくパンを完食しました。このパンは厨房で作っているのだろうか?名古屋(長久手?)のどこかのパン屋から仕入れているのかな・・・もっぱらの関心事だったりします。
by expo-tabenomi
| 2005-05-05 11:07
| ヨーロッパ
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※Blog主=cat より※
愛・地球博の閉幕後はこの半年に出会った「美味しい」を私なりに総括しています。
料理の感想は ワイン、もしくはその他のお酒を飲むことを前提に書いてあります。 ですので アルコール類を飲まない方にとっては塩辛かったり、味が濃く感じる料理も多々あるかと思います。その辺の評価の違いがあることをご了承下さい。 人気blogランキングへ 検索
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