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思い出に残る味3<MOJITO>@キューバ館

万博で初めて出会った「美味しい」は色々ありますが、私なりに消化して 日常生活にすっかり定着し、独自の進化をとげたものもいくつかあります。その筆頭に挙げられるのが キューバ館のBarで出会ったカクテル<MOJITO(モヒート)>です。

思い出に残る味3<MOJITO>@キューバ館_d0035716_22291314.jpg
●MOJITO(モヒート)
MOJITO(モヒート)は フレッシュミント・ラム酒・ライムジュースをクラブソーダで割ったキューバを代表するカクテル。文豪ヘミングウェイがこよなく愛したということでも知られています。

キューバ館では パビリオン奥のBarカウンターで お兄さんが 縦長のガラスのグラスにフレッシュミントを入れて軽く潰した後、砂糖、レモンジュース、ラム酒を加え、クラッシュアイスでグラスを満たしてから クラブソーダを並々と注いで Mojitoを作ってくれました。

Mojitoは ミントの香りと柑橘系の酸味が爽やかなカクテルで 夏の日差しが良く似合います。これを飲むとどんなに暑い時くて疲れている時でもリフレッシュできるので 万博会場内を歩き回って疲れると 足が自然とキューバ館に向いていました。

すっかりこのカクテルが気に入って 自宅のベランダでスペアミントの鉢を育て始めたくらい。
ミントをふんだんに使うことはもちろんですが レモンではなくてライムを使うことによって独特の苦味とシャープな香りが加わり 良く軽快な味わいになります。邪道かもしれませんけど 砂糖を使わずに甘めのリキュール「Sambuca」を使ったヴァージョンなども作ってみたり・・・夏の暑い時期は 帰宅後まずは エセMojito一杯飲ってから 夕食の準備をする・・・なんて日もしばしば。キューバ館で出会った新しい味は 我家の夏の定番の味になりました。
# by expo-tabenomi | 2005-10-01 00:02 | 思い出に残る味

思い出に残る味2<Adobong>@フィリピン館 Latik

洗練されたフィリピン料理を味わえるのが フィリピン館レストラン「Latik」です。
フィリピンの高級レストラン「Via Mare」のシェフが監修する料理は どれもクオリティーが高く
洗練された味わいがしました。丁寧に作った揚げたて&焼きたてのお料理は 文句なしに美味しい。全てのメニューを食べ尽くしてからも 何度も足を運んだレストランです。

思い出に残る味2<Adobong>@フィリピン館 Latik_d0035716_065795.jpg

●Adobong Tadyang 豚スペアリブの醤油・ニンニク煮込み
フィリピン料理と言ったら「豚」。色々迷ったのですが一皿を選ぶとしたらやはりAdobong(アドボ)でしょうか。Adobog(アドボ)は フィリピンの代表的な煮込み料理。豚の骨付きスペアリブをニンニク・醤油・ココナッツ酢に漬け込んでじっくり煮こんでいます。ココナッツミルクで甘さとコクを加えているのがフィリピン風。骨からほろりと崩れるくらいよーく煮込んだお肉は とろけるような美味しさ。煮汁のしみたご飯を食べるのも密かな楽しみでした。


思い出の一皿をめぐって Adobngと最後まで迷ったのが こちら
●Lechou Kanali 豚バラの唐揚げ
思い出に残る味2<Adobong>@フィリピン館 Latik_d0035716_081275.jpgしっかりと下味を漬けた豚バラ肉の塊をじっくりと揚げてぶつ切りにしたものを白いご飯にトッピングした料理。お肉はカラリと揚がっていて外側はカリッカリっと香ばしく 中はジューシー。お肉は適度な噛み応えがあり、噛み締める毎に 甘辛い調味料と肉の旨味が口一杯に広がります。豚の脂の旨味が際立つ味わい。


思い出に残る味2<Adobong>@フィリピン館 Latik_d0035716_0475628.jpgこの他にも 印象に残る豚料理が・・・
●Rellenong Talong 茄子と豚ミンチ詰め焼
大きな茄子に豚ミンチをギュっと詰めて卵をからめて焼いたものが ご飯にドドンと乗った料理。茄子の甘みと豚の旨味がマッチして ご飯がどんどん進みました。


思い出に残る味2<Adobong>@フィリピン館 Latik_d0035716_21123590.jpgLatikでは ひとつひとつのお料理をきちっと作っていて きらりと光るクオリティーの高い味が楽しめました。 どの料理も手が込んでいて、じんわりと美味しさがしみ渡るような優しい味わい。フィリピン料理への印象をガラリと変えてくれました。
いつも笑顔で料理をサーブしてくれた Jessie de Rosalesさん始め レストランの調理&ホールスタッフは フィリピンのレストラン「ViaMare」の皆さん。いつかマニラの「Via Mare」にも行ってみたくなりました。

+++
フィリピン館レストラン@Latikで 楽しんだ料理の感想については
アジアNo1のクオリティ-@フィリピン館レストラン Latik(1)
フィリピン旅行の抽選会も魅力@フィリピン館レストラン Latik(2)
シーフードたっぷり お米はパラリ!Paella@フィリピン館 Latik(3) をご覧下さい。
# by expo-tabenomi | 2005-09-30 00:30 | 思い出に残る味

思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana

陽気な音楽が鳴り響く明るいガラス張りの店内で アメリカナイズされていない"本場"のメキシコ料理が楽しませてくれたのが メキシコ館レストラン=Tierra Mexicana(メキシコの大地)。
メニュ-を一通り食べつくすまで通い詰めたレストランの1つです。

思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana_d0035716_23231648.jpg

●Mole
一番印象に残っている一皿選ぶとしたら 私は迷わず 「Mole」というソースを使った料理を挙げます。Moleは 甘くてコクがあるけれど ピリっと辛くて、苦味もある・・なんとも複雑で不思議な味わいの濃厚なソースです。南アジアのカレーとはまたちょっと違う美味しさ。
ソースの秘密はカカオ(チョコレート)にありました。カカオと一緒に 唐辛子、ナッツ類、ドライフルーツにハーブや香辛料など20種類以上の材料を煮込んで作ることによって生み出される 独特の甘味・酸味・辛味・苦味が織り成す味のハーモニーは 一度食べるとクセになる味でした。


Tierra Mexicanaでは 他にも今まで味わったことのない未知の味に出会うことができました。

●Crepas Rellenas de Cuitlacoche (キノコ入りクレープのコリアンダーソース)思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana_d0035716_18393180.jpg
トウモロコシに生えるメキシコ特産のキノコ(Cuitlacoche)をトルティーヤで包んだものを コリアンダー(パクチー)のソースでいただく料理です。Cuitlacocheは濃厚な味わいとイカ墨を思わせる真っ黒な色は独特な風味があるキノコで インパクトがありました。


思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana_d0035716_23383989.jpg●Chile Ancho Relleno de Camaron  (エビ入りチレアンチョ)
Chile Poblano(チレ ポプラノ) というパプリカほどの大きさで厚みのある暗褐色のチレ(唐辛子)を乾燥させた Chile Ancho(チレ アンチョ)を戻して小エビを詰めて煮込んだ料理。Chile Anchoは肉厚でパプリカを思わせる甘みと香りがあり、辛さはまろやかな唐辛子。上等なドライトマトのようにソースの味に深みを加えています。

●Tostadas(蟹のトスターダス) 思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana_d0035716_23302222.jpg
小型のトルティーヤを油でパリパリに揚げたものの上に、油煮して水分を飛ばした蟹をトッピングした料理。日本人は 水分を含んだ蟹に美味しさを感じるけれど、メキシコでは 香りや凝縮感を高めるために 余計な水気を飛ばしちゃおうという発想で作られています。蟹の旨味を求める方向性の違いに面白さを感じた料理でした。


思い出に残る味1<Mole>@メキシコ館 Tierra Mexicana_d0035716_8225942.jpgメキシコ料理は こってりした激辛料理と勘違いしていたのですが こちらで食事をしてそれまでのイメージが覆されました。日本に伝わっているものの大半はTEX MEX(Texas+Mexico)=テキサス流メキシコ料理だったということ、トルティーヤをV字型に揚げたものに、ピリ辛の挽肉やレタス、チーズを詰め込むお馴染みのタコスも実はアメリカンスタイルだったということを こちらに来て初めて知りました。アメリカという国をフィルターにして伝わっているものって まだまだ沢山ありそうですね。
いつも驚きと発見のある料理で楽しませてくれたのがTierra Mexicanaでした。


++
メキシコ館レストラン@Tierra Mexicana で楽しんだ料理の感想については 
本場のTacosにMoleを堪能@メキシコ館 Tierra Mexicana(1)
爽やかな黒ビールNegra ModeloとNachosで一杯@メキシコ館 Tierra Mexicana(2)
甘くて辛い唐辛子Chile Ancho@メキシコ館 Tierra Mexicana(3)
をご覧下さい。
# by expo-tabenomi | 2005-09-29 00:00 | 思い出に残る味

ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!

万博会場内で 何度か通ったレストランの1つが ポーランド館レストラン「POLONEZ」です。
すでにご存知の方も多いと思いますが こちらのレストランスタッフが日本に残って
名古屋にポーランド料理のレストランをOpenすることになりました。

場所は 名古屋・伏見の名古屋市美術館のすぐ北側にある ヴィンコート白川というビルの1階。
伏見5番出口を直進して最初の通りを左折したら 少し先の左手に見えてくるかと思います。
駅からのアクセスは良い割には ちょっと隠れ家的な場所です。

ポーランド料理は 基本的には 醗酵による酸味を生かしたスラブ系の料理で 周辺のロシア・ドイツ・イタリアなどの料理の影響が随所に見られるのが特徴です。

代表的な料理は
ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_8182586.jpg  Zurek ・・・ 大麦を醗酵させた調味料で作ったスープ
  Flaki  ・・・ 豚の内臓のスープ
  Pielogi ・・・ ポーランド風水餃子
  Bigos  ・・・ 醗酵キャベツとソーセージの煮込み
  Glabki ・・・ ロールキャベツ
  Placki ziemniaczane ・・・ じゃがいものパンケーキ
  Kotlet schabowy ・・・ ポーランド風カツレツ

じっくりと煮込んで味を深めた素朴な家庭料理が中心です。万博のポーランド館レストランでいただいた料理は 一皿一皿の料理が丁寧に作られていて 非常にクオリティーの高いものばかりでした。それぞれのお料理に派手さはありませんが 素材の持ち味を生かした確かな味が堪能できました。それだけに Openする店への期待も膨らみます。

万博期間中に何度かいただいた料理の中での私のお気に入りの料理は・・・
ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_0334827.jpg●Zupa Grzybowa (キノコのスープ) 
キノコをふんだんに使ってじっくり煮込んだスープ。キノコの旨味がたっぷりつまった滋味深い味わい。芳しい香りに滑らかな舌触り。穏やかながら じんわりじんわりと キノコの旨味が口一杯に広がります。


ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_22545132.jpg ●Bigos(キャベツとキノコのソーセージ煮込み) 醗酵キャベツ(ザワークラフト)とソーセージとキノコなどをじっくり煮込んだポーランドの定番料理。醗酵キャベツの酸味が味の決め手。適度な塩気がワインを呼びます。(^^ゞ 


ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_0353227.jpg●Placki Zimniaczane(じゃがいものパンケーキ)
カリっと焼き上げたジャガイモのパンケーキ。表面の香ばしさがジャガイモの甘さを引き立て トマトの酸味を生かしたソースとの相性も◎ 


ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_22551534.jpg●Kotlet Schabowy (ポーランド風トンカツ)  豚が好んで食べられるポーランドで もっとも一般的な肉料理がカツレツ。豚を余すことなく食べ尽くす点は沖縄にも通じるところがあるカモ。



ポーランドレストラン<POLONEZ>が名古屋にOpen!_d0035716_0345077.jpg●Kaczka Pieczona(ローストダック) 
鴨にりんごのソテーを添えるのが ポーランド庭料理の定番。鴨は焼き加減も良く サクッと焼き上げられた皮の下は柔らかくてジューシー。甘酸っぱいリンゴとも好相性。


レストランの場所が仕事場の近くなので 改装の進捗状態などを 昼休みなどを利用して時々チェックしてみるつもりです。どんなレストランが誕生するのか、どんなお料理が新たにいただけるのか・・・今からとっても 楽しみです。

~ ポーランドレストラン POLONEZ(ポロネーズ) 情報 ~
住 所: 名古屋市中区栄2-12-16  ヴィンコート白川1F 
    HP
最寄駅:地下鉄「伏見」駅  5番出口より徒歩5分 名古屋市美術館の北側
Open:2005年11月26日(予定)

+
11/16現在 ようやっと、内装工事が始まっているのを確認。中はまだドンガラでした。
11/10付の中日新聞には11/26OPEN予定とありましたが、果たして間に合うのかな?

++
愛・地球博開催中に ポーランド館併設レストラン<POLONEZ>で楽んだ主なメニューについては
しみじみと味わうZupa Grzybowa@ポーランド館 POLONEZ(1)  
テラス席で夕涼み@ポーランド館 POLONEZ(2)
豚が主役のロールキャベツGlabki@ポーランド館 POLONEZ(3)をご覧下さい。
# by expo-tabenomi | 2005-09-27 08:30 | 万博後の楽しみ

ドン・キホーテ週間限定Menu@Tapas Bar スペイン館(7)

万博もあと1週間。入場者数が20万人ベースが平均となると食べ納めも楽じゃありません。
スペイン館のTapas bar は 1~2時間待ちが当たり前状態になっています。夜の部は 17時半には 受付終了になることもありますので こちらでお食事をされたい方は 注意が必要です。 

・・・そんな正気の沙汰とは思えない状況下 9/19(祝)から始った ドン・キホーテ週間限定メニューを試してきました。

ドン・キホーテ週間限定Menu@Tapas Bar スペイン館(7)_d0035716_22511774.jpg●ドン・キホーテ週間スペシャルメニュー ¥2000
 レンズマメのガチャス(おかゆ)
 真鱈のグリーンプレート
 レチェ・フリータとシナモンアイス チョコレートソース
   べスティーニョスの蜂蜜がけ    の3品構成になっています。


ドン・キホーテ週間限定Menu@Tapas Bar スペイン館(7)_d0035716_22503662.jpg*レンズマメのガチャス(おかゆ)
レンズマメのスープに生クリームとミントの葉がトッピングされています。
豆の旨味と甘みを生かした味わい。ハーブ香が独特の風味を醸し出しています。


ドン・キホーテ週間限定Menu@Tapas Bar スペイン館(7)_d0035716_23273490.jpg*真鱈のグリーンプレート
茹でたじゃが芋の上に 蒸した鱈にオリーブペーストと水菜をトッピングしたものが添えてあります。鱈とじゃが芋は定番の組合せ。見た目はお洒落ですけど 味わいは 良くも悪くも田舎臭さが残ります。


*レチェ・フリータとシナモンアイス チョコレートソースと べスティーニョスの蜂蜜がけドン・キホーテ週間限定Menu@Tapas Bar スペイン館(7)_d0035716_22522450.jpg  限定メニューの難点は デザートも一緒に出てきてしまうので デザートから食べ始めなくてはならないことです。でないと アイスやシャーベットは溶けてしまいますから(数回経験済み) 今回のデザートは なかなか秀逸でございました。シナモンの香りを封じ込めた甘さを控えたアイスクリームに 濃厚なチョコレートと 香り豊かな蜂蜜が甘みを添えた大人の味のデザート。

会期中 数回に渡って楽しませてくれたTapas Barのスペシャル限定メニュー。スペイン料理のバリエーションの豊かさ、繊細さなど 毎回 驚きと発見がある楽しいメニュー構成でした。いつかは 本場スペインへ・・。


+
ドン・キホーテ限定スペシャルメニュー が楽しめるのは・・・ 
  日時:9/21(水)まで 
  場所:スペイン館 Tapas Bar 
  時間:13:00-15:00 18:00-20:00 
  料金:¥2000


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Tapas Bar での主なメニューと感想については
トップシェフの味を堪能@スペイン館「Tapas Bar」 (1)
生ハム&シェリーで至福の時を@スペイン館「Tapas Bar」(2)
組合せの妙を堪能「マドリードの一口」@スペイン館「Tapas Bar」(3) (1回目の限定メニュー)
ワインの充実が嬉しい@スペイン館「Tapas Bar」(4) 
海のスイス=アストゥリアスを味わう@スペイン館「Tapas Bar」 (5) (2回目の限定メニュー)
リオハを味わう@スペイン館「Tapas Bar」 (6)(3回目の限定メニュー)
をご覧下さい。
# by expo-tabenomi | 2005-09-19 23:34 | ヨーロッパ